初めての介護・ [介護]
(1966)昭和41年9月~(1970)昭和45年2月中旬までの
「初めての介護」の記憶を辿って更新したいと思います。
当時、私たちは社内恋愛で4月に結納を済ませて翌年の1月に結婚式が決まってました。
8月の暑い午後に「自宅に帰るように」と会社に連絡がありふたりで早退しました。
義祖母が漬け物用の塩の甕を棚の上から取ろうとして手が滑ってしりもちを・・・
「起き上がれないので大きな声で何度も呼んで呼んで助けてもらった」と祖母が話す
接骨医院先生は「右大腿骨骨折で、年寄りだから骨も枯れ木と同じだから手術は無理だね」と
この言葉は頭から離れません。
85歳の元気な働き者のかわいいおばあちゃんがこの日から寝たきりになりました。
私が21歳・主人26歳・義妹19歳の試練と苦難の道の始まりでした。
最初から最後までお世話になった「江戸屋薬局」さん
和服に白い割烹着姿の丸い眼鏡を掛けた女将さんでした。
最初に「尿瓶は、ありますか?」と尋ねると
「どうしたの?誰が使うの?」と「男性用と女性用あるけど」
初めての買い物は驚きだらけでした。
女性用の尿瓶(しびん)とブリキ製の便器もそして消毒用のクレゾール液を購入
当時お世話になった江戸屋薬局さん全景